和歌山で理美容ハサミを作っているキクイシザースです。
刃物業界の端くれとして、刃物や金属加工の産地を中心に仕事で日本全国いろんな所に行きます。
特に播州打刃物で有名な兵庫県三木市は金属加工の技術が高く、キクイのハサミも部品加工等で切っても切れない所縁がある地域です。
さて、先日も三木市で打ち合わせに行った帰りに「道の駅みき」に寄り道してきました。
この道の駅みきは地元で採れた野菜や地域の特産品の他、刃物の展示即売エリアもあってなかなか面白いスポットです。
刃物の種類もラシャ切りハサミや包丁のほか大工道具・機械刃物など幅広く置いていて勉強になります。
道の駅みきにはだいたいいつも立ち寄るんですが、今回は意外な冬の味覚に出会いました。
道の駅みきで出会った冬の味覚・相生牡蠣
なんと、相生ブランドの殻付き牡蠣!
三木は海から離れた市ですが、冬の間は産地直送で牡蠣を仕入れ、週末にはイベントもやってるみたいです。
まさか三木で牡蠣に出会うとは思ってなかったのでビックリしました。
週の真ん中あたりだったこの日は仕入れのタイミングで消費期限が迫っているということで、普段は1kg1000円くらいするところを…
袋に1.4kg入ってなんと500円の大特価!!
思わず3袋持ってレジに行くと、
「今日中に食べてもらいたいんですが大丈夫ですか??(ホントに食べきれますか?的な意味で)」
と念を押されました。
三木での打ち合わせも終わってたので、道の駅を出たら急いで工房に戻って職人たちで分け合い。
1.4kg×3袋で80枚くらい入ってて、みんなで分けてもスゴい量でした…。
これだけ買っても1500円なんて、ちょっと信じられないくらい激安です。
相生牡蠣は火を通しても身が縮まらず、ふっくら食べ応え十分でした!
せっかくの殻付き牡蠣なので、サッとタワシで殻を洗って豪快に鍋に入れて、日本酒で蒸しました。
念のためちょっとしっかりめに、鍋の蓋をして酒が煮立ってから5分くらい火を通したのですが…
それでも身がしっかりとしていて、まったく臭みもなく新鮮な味でした!!
濃厚な冬の味覚を堪能し、出張の疲れも癒されました。
蒸し上がった牡蠣の殻を開けるとカクレガニもひょっこり、入っていました笑
美味しいものに出会えるのが出張の醍醐味!
今回はただのグルメブログみたいになってしまいましたが…
ありがたいことに日本でものづくりをしていると、なにかしらのご縁があって全国津々浦々に足を運びます。
こんな風に地域ならではの美味しいものに出会えるというのが、出張の楽しみのひとつでもあります。
今回紹介した道の駅みきでは冬の間はだいたいいつでも牡蠣を置いているらしいです。
刃物の産地巡りを兼ねてぜひ立ち寄ってみてください。