和歌山で理美容ハサミを作っているキクイシザースです。
先週 工房見学されたお客さまのオーダーメイドを作っています
工房でハサミに対する希望をお聞かせいただき、オーダーメイドをご依頼いただきました。
加工始めて1週間、やっと粗削り工程が済んだ状態で、だいたいのカタチしか出来てませんが…
せっかくなので、どんな風に進めているかチラッとご紹介します
今まで細身の5.5〜6.0をお使いでしたが、少しパワーのある太身、幅広が欲しいとのことで、
6.3inch メガネタイプのコバルトシザーをベースに。
特にこだわりのあるのがハンドルのリング部分。
叩いて横に広げ、これから磨き上げていきます。
ハンマーで叩いた少しいびつなカタチは磨きで修正していきます。
まさしく進行中のご依頼案件、もう少しカタチを作って2回目の打ち合わせをしていきます。
既製品であればハンドルは通常、型で作ったロストワックスを材料にしています。
既製の型でのご注文であれば、ほぼ同じ商品を安定した品質で作ることができます。
一方でリングサイズの変更や今回のような特殊形状への加工は型がないものなので、
「もう一丁同じモノを!」というのはなかなか難しいです。
ご依頼内容によってはもう一度同じように作ってもどうしても違いが出てしまう、
世界に1点のオーダーメイドとご了承いただくよう事前にご説明しております。
ハサミは人の手が作り、人の手で使うもの。
大量生産ではできない、手加工の個性・温かみをオーダーメイドで届けていければと思っています。
今回は少し特殊な加工の必要な形状ですが、もちろんちょっとしたカスタマイズも可能です。
ハサミについてのご相談・ご要望があればお気軽にお問い合わせください!