和歌山で理美容ハサミを作っているキクイシザースです。
これまでNBKニュービジネスアワードに挑戦することを記事で紹介しましたが…
11月19日、無事にグランフロント大阪でプレゼンしました!!
今回登壇するに当たってはお客さまや普段お世話になっている支援機関、仲良くさせていただいている企業の皆さんにもアツい応援をいただきました。
惜しくもグランプリは逃しましたが…
自信を持ってプレゼンに挑めたのも、皆さんのおかげです!!
応援いただいた皆様、本当にありがとうございました!!!!
今回は「どのプレゼンを聞きたいか」を事前に投票してもらい、その投票順位で好きな発表順を選べたのですが。
事前投票では首位をいただき、あえてトップバッター選んで発表してきました!!
ベンチャーに混じって創業65年のものづくり企業3代目が話すと言うことで、アメリカでも使った作務衣姿を選びました。
プレゼンテーターもオーディエンスもスーツだらけの中、度胸で乗り切ります。
「プレゼンではあざといくらいキャラ作りして自己表現しないと伝わらない」というアメリカでの教訓が活きました。
機材トラブルもありましたが何とか乗り越えました(笑)
準備万端でいったつもりですが、トップバッターだといろいろありますね…。
プレゼンを始めようと話し始めた矢先、
ポインタの電源が入っておらずスライドのページが切り替わらない!
というトラブルに見舞われました。
とりあえずスタッフにポインタ不調を伝え渡しましたが、既に壇上に立っているので下がるわけにもいかず・・・
意を決して、
「じゃあこの間に自己紹介しますね」
といって、和歌山から来たこと、アトツギであること、普段は僕も製造に携わっていること
みたいな、プレゼンの内容に踏み込まない程度のまくら話をして場を持たせました。
ポインタ復旧までの時間はほんの1分ほどでしたが、このおかげで場の雰囲気を変えれたと思います。
怪我の功名で、結果的にトラブルを切り抜けたことでリラックスして本題に移れました。
ちなみにあとでこの機転はすごく褒められたのですが…
残念ながら票という形での忖度はなかったようです笑
8分間で何を伝えたかったか?
「ニュービジネスアワード」なので新しいビジネスのアイデアを競い合う場ですが…
実際、この日僕がプレゼン持ち時間の8分間に費やしたのはほとんどがバックグラウンドの話でした。
- 65年間、3代に渡ってプロ用の理美容ハサミだけを作り続けてきた会社である事。
- 日本の理容師さん・美容師さんが道具に深いこだわりと愛着を持っている事。
- 僕たちのハサミづくりは選んでくれるユーザーのニーズで育まれている事。
- だからこそ、世界に認められる技術だと自信を持っていま挑戦できている事。
日本の理容師さん・美容師さんのカッコよさを伝えたい!という思いで話をさせてもらいました。
正直、ものづくりの人間ですので、こういった場に出て行くのは苦手です。
プレゼンを聞いていた100人以上の参加者に理容師さん美容師さんといった直接のお客さまもいません。
理美容業界の関係者もほぼいなかったのでは、と思います。
ではどうして公開プレゼンテーションに挑戦したのか…?
理美容業界に関係のない人でも必ず理容室・美容室に通っています。
そこで僕たちのお客さまやこの業界の素晴らしさを伝えることで、少しでも理美容業界の発展に貢献できるのではないかと信じて挑戦しました。
今後も自分たちの経験を積むために、こういった挑戦は続けていきたいと思います。
おまけ:パンフレットたくさん持って帰ってくれました!
プロ専用の道具のパンフレット。
普通に置いていてもなかなか持って行ってくれないので、ココもひと工夫しました。
「美容室での話のネタにお持ち帰りください」
当たり前ですが、エンドユーザーにリーチしないと意味ないですからね。
皆さま興味を持っていただいたようで、予想以上に減っていて嬉しかったです!