和歌山で理美容のハサミを作っているキクイシザースです。
先週末、京都で予定があったので、ちょっと烏丸御池まで足を伸ばして京都伝統工芸大学校の制作展に行ってきました。
伝統工芸を学ぶ学生さんの集大成!
陶芸・木彫刻・仏像彫刻・木工芸・漆工芸・蒔絵・金属工芸・竹工芸・石彫刻・和紙工芸・京手染友禅。
京都伝統工芸大学校で学べる11専攻ごとに、学生さんの作品が展示されています。
日本で唯一の「職人の技を学べる専門学校」とあって、学生作品とは思えない素晴らしい作品ばかり!
フロア毎に各専攻のスペースが割り当てられているですが、どこも見ていて飽きずじっくりと楽しむことが出来ました!
各階ていねいに観るために6階までエレベーター使わず歩いて上ったので、いい運動になりました。
金属工芸の展示が素晴らしい!
僕自身が金属加工側の人間なのでひいき目も入っているかもしれませんが…。
金属工芸専攻の展示は非常に工夫が凝らしていて面白かったです。
とくに作品の背景の魅せ方、伝え方が良くて勉強になりました!
入り口は通路のように仕切られていて、金属工芸で使う道具がずらりと並びます。
実際にものづくりに使われる道具の息づかいまで聞こえてくるようです。
その通路向こう側は黒で統一され、他の専攻のスペースとは異質の趣。
中心に共同制作「螺旋」が据えられ、そのまわりに各学生さんの作品が並んでいます。
なので、会場をぐるっと回るように観ることが出来ます。
壁に掛かるモノクロの写真は実際に卒業制作を作っている手元を撮ったもので、目の前の作品のストーリーを感じることが出来ました。
同じ金属工芸専攻で学んだ学生さんとは言え、卒業制作で選んだ技法も表現もまったく様々。
そんな個々の作品の個性を引き出しながらも展示室の空間全体で一つにまとめられていて、ものづくりの奥行きが感じられる素晴らしい展示でした!
京都伝統工芸館にて、2018年2月18日まで展示されています!
ご紹介した京都伝統工芸大学校 卒業修了制作展は、京都伝統工芸館(烏丸三条上ル)で開催されてます!
展示期間は2018年2月18日まで。
期間終了まで間近ですが…「もし週末どこ行こう?」という予定がまだなら、ぜひ。
京都観光がてらオススメのスポットですよ!